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尖閣諸島

「嘘つき大国」中国の面目躍如、尖閣問題。
こんなデタラメが通用すると本気で思っている
中国政府のオツムは
いったいどういう構造をしているのか。


●沖縄が米占領下にあったとき、尖閣諸島も米国の占領下にあった。沖縄返還に伴って、尖閣諸島は日本に返ってきたのである。もし尖閣が中国領土ならば、この時米国は中国に返したはずである。
  《三宅久之
   「『日本の問題点』をずばり読み解く」》


●尖閣は江戸時代から日本人が使ってきた島。最盛期200人規模の日本人が居住し漁をしていた。
     《櫻井よしこ 「日本の論点2005」》



●1968年に、国連のECAFE(アジア極東経済委員会)が東シナ海・南シナ海の資源調査を実施したところ、豊富な資源が海底に眠っていることが明らかになったことがある。
その途端、中国は「東シナ海の大陸棚は、長江の堆積物によって形成された。尖閣諸島もその上に乗っているのだから、すべて中国のものだ」という論理を弄して領有権を主張しだした。
       《中嶋嶺雄 諸君!2005/7月号》


●(中国は)最近は日本の沖の鳥島に対して、これは岩礁であり島ではないと論難し、排他的経済水域を認めないと主張している。その一方で、南沙諸島にある満潮のときは海没してしまう岩礁を島だと言い張り、その上に大きな軍事的構造物を建てた。
     《櫻井よしこ 文芸春秋 2005/8月号》


●もともと尖閣諸島には日本人が住んでいた。1885年、福岡の事業家・古賀辰四郎が、沖縄県に尖閣諸島の借地契約を申し出た。彼は尖閣諸島に鰹節工場を建設し、島での事業を開始した。

日本政府は尖閣諸島が清に属していないことを慎重に調査し、1895年、尖閣諸島を正式に沖縄県に編入。その上で古賀氏に尖閣諸島の無償貸与を許可した。

●さらに1920年、魚釣島(尖閣諸島最大の島)に漂着した中国人の遭難者を島民が救助した際、中華民国政府から贈られた感謝状には、「日本帝国沖縄県八重山郡尖閣列島」と明記されている。

●魚釣島の鰹節工場は1940年に閉鎖され、それ以降魚釣島は無人島となった。
終戦後、沖縄県はアメリカの軍政下に入るが、このとき「尖閣列島を含む南西諸島」の施政権がアメリカに移された。この時点では、中国は一度たりとも領有権を主張していない。
  《竹内睦泰
   「日本・中国・韓国の歴史と問題点80」》


●92年2月、中国は領海法という国内法を勝手に決め、尖閣諸島を中国領とした。
国際社会では、一国が他国の領土を奪おうとするとき、軍事的衝突が起きてもおかしくない。英国がフォークランド島を巡って大艦隊を送り、これを守ったように、日本が強硬手段に訴えてもおかしくない場面だった。

●日本はしかし、またもやスジを曲げて信じ難い譲歩をした。同年10月、日本の持てる最高最善のカードを切ったのだ。天皇皇后両陛下の訪中を実現させたのである。
   《櫻井よしこ 「日本よ、勁き国となれ」》


●以前、沖縄の仲井眞知事とお会いしたとき、私はこう言いました。「尖閣諸島は、沖縄のものです。外できれいな女の子、他人の奥さんを見たからといって、勝手に『これは私の妻だ、私のものだ』と言うのと同じでね、(中国の主張は)おかしなことです」(寄稿「美人を見たら自分の妻だと主張する国」)
       《李登輝 文芸春秋2011/2月号》


●日本も油断していられない。中国が最近つくっている地図を見ると、すでに「沖縄」は「琉球群島」という中国名で書かれている。
     《青山繁晴 Voice2010/4月号》


●尖閣問題については、「1960年代の自国の地図を見てみろ」とだけ中国に申し上げておく。
      《諸星清佳 産経新聞2010/10/7》


●外務省は昭和47年3月、当時の中国の地図帳や台湾の教科書が尖閣諸島を日本領として表記していたという動かぬ証拠を示しつつ、尖閣諸島が紛れもない日本の領土であるとする基本的見解を発表した。
      《石川水穂 産経新聞2010/10/16》


●南シナ海の南沙諸島はフィリピンが領有権を最初に主張したのだが、後からあれも中国の領土だと言い出した。ベトナムのホーチミンより南にある島が中国の領土であるはずがないのになあ。
      《徳岡孝夫 文芸春秋2010/11月号》


●中国が尖閣諸島を領土と主張する論拠は、いくつかの古文書に中国が尖閣諸島を領有していたことを示すものがあるという。そのほとんどが、「中国と琉球の間にあり、琉球の領土とはなっていないので、中国のものだ」などと抽象的な表現である。

●その他、「釣魚台は、盛家が西太后から賜った土地である」という、そもそも信憑性が疑われる古文書も証拠として羅列している。

●また、中国の主張の中に、日清戦争の結果、台湾とともに日本に併合されたというものがあるが、日本は日清戦争の10年以上前から尖閣諸島の調査を行い、日清戦争の講和条約締結以前に日本の領土としているのである。

●国際的な判例で見ると、過去に伝説的に領有していても実効支配が継続していない限り領有権の主張はできないというのが一般的であり、1956年にイギリスとフランスが中世の支配実績を主張し英国海峡上の島の領有権を争った「マンキエ・エクレオ諸島問題」では、過去の間接的な領有の推定は認められず、「国家機能の平穏かつ継続した表示」が国際法廷の基準とされている。
…この点から見ても、尖閣諸島は100年以上も継続して領有している日本の領土であることは間違いない。
     《山田吉彦 文芸春秋2010/11月号》


●中共(中国共産党)は、単に尖閣という離れ小島を奪いにきているのではない。尖閣を奪って軍事基地を建設し、右の台湾と左の沖縄本島を掌中に入れ、同時に海洋国家である我が国を取り巻く東シナ海と西太平洋を原子力潜水艦と空母を含む中国海軍艦艇の遊弋する「中国の海」にしようとしている。

●つまり、中共は全日本を屈服させるために尖閣を奪いにきているのだ。従って、我が国家の存亡が尖閣防衛にかかっている。
       《西村眞悟 正論2012/11月号》






●中国は従来、尖閣諸島は「古来、中国の固有の領土」であり、「日清戦争のときに盗み取られた」と主張。中国外務省は、「第二次大戦後、『カイロ宣言』と『ポツダム宣言』などの国際文書に基づいて、釣魚島を含む島嶼は、日本に占領されたその他の中国領土と共に中国に返還された」と指摘している。

●ところが、そのカイロ宣言が発表された1943年のカイロ会議の舞台裏で、中国が尖閣諸島の領有権を放棄していたことを示す決定的な事実が見つかった。筑波大学名誉教授で東京福祉大学国際交流センター長の遠藤誉さん(72)が、新著『チャイナ・ギャップ 噛み合わない日中の歯車』(朝日新聞出版)の中で明らかにした。

●カイロ会談には、米英中首脳が出席。この時、中華民国主席の蒋介石はルーズベルト大統領と二人だけの「密室会談」を行った。ここでルーズベルトが、「日本を敗戦に追いやった後、琉球群島をすべて中華民国にあげようと思うが、どう思うか」と何度も聞いたにもかかわらず、蒋介石が断ったというのだ。ここでいう「琉球群島」には、尖閣諸島も含まれる。1895年に尖閣諸島は沖縄県に編入されているからだ。

●中国は「一つの中国」を大原則とする。中華民国主席の蒋介石が国際舞台で言明したことは、現在の中華人民共和国も引き継ぐべきだ。
   《編集部 山根祐作 AERA2013/3/4》


沖縄県・尖閣諸島が日本語名で表記されている中国政府発行の地図が見つかり、外務省は16日、尖閣諸島が日本固有の領土であることを裏付ける新たな証拠として、同省ホームページの尖閣諸島に関するコーナーに掲載した。

●地図は、日本の国土地理院に当たる「国家測絵総局」(当時)が1969年に出版した地図集の一部。尖閣諸島を「尖閣群島」と記しているほか、尖閣諸島西端の「魚釣島」との日本名も記載されている。自民党の原田義昭衆院議員が、2月23日の衆院予算委員会で質問の資料として示した。

●中国政府は、国連アジア極東経済委員会が69年5月に、尖閣諸島周辺の海底に石油埋蔵の可能性があるとする報告書を発表した後、71年から領有権の主張を始め、尖閣諸島を「釣魚島」と中国名で呼称するようになった。
日本の外務省は地図について、
「中国は領有権の主張を始めてから表記を変更しており、当時は日本領と見なしていたと言える。日本の主張の補強材料になる」(幹部)と位置付けている。
            《読売新聞2015/3/17》



●東シナ海で中国の示威行動が続いています。8月以降、250隻を超える「漁船」と、それを援護するように編隊を組んだ15隻の中国公船が日本の領海や接続水域へ侵入を繰り返しました。

●「歴史の季節」の8月に日本を牽制するためだとか、内政上の対立が背景にあるなどと囁かれています。ただ、尖閣諸島周辺での主権行使の実績をつくることで、日本の実効支配を掘り崩す思惑ははっきりしています。中国は段階的に紛争をエスカレートさせるサラミ・スライシング戦略を取っています。歴史は、この種の戦略を防ぐことはきわめて困難であることを教えています。
      《三浦瑠麗 Voice2016年10月号》



【領土問題】
★尖閣諸島/美人を見たら自分の妻だと主張する国
竹島/弱っている人の懐から財布を奪う国
北方領土/降参した人を蹴飛ばし財布を奪う国