中国本土での被害
|
【第一次南京事件】 (南京大虐殺とは別) ●1927年3月、中国で最も軍紀が厳正であるといわれていた国民軍が、軍閥を破って南京入城を果たすやいなや、共産軍と一緒になって一般居留民に対して大掠奪を行い、外国領事館を襲撃した。 この時、日本領事館に避難していた陸軍武官や警察署長は重傷を負って無抵抗を余儀なくされ、その他館内に避難していた者は男女の別なく衣服をはぎ取られ、財布・指輪を奪われ、館内にあったあらゆるもの、寝具・家具・調度品・オモチャまでもが運び去られた。これは日本領事館のみならず、英米なども同様だった。 ●そこで、長江に碇泊していた米英の砲艦が一斉に艦砲射撃を開始することによってようやく鎮まったが、日本は隠忍自重して艦砲射撃をしていない。 ●この南京事件のことを、佐々木到一中将は次のように記している… 「在留外人は全部掠奪され、某々国の何々が殺された。わが在留民全部は領事館に収容され、しかも三次にわたって暴兵の襲撃を受けた。領事(森岡承平)が神経痛のため、病臥中をかばう夫人を良人の前で裸体にし、薪炭庫に連行して27人が輪姦したとか。30数名の婦女は、少女にいたるまで凌辱せられ、げんにわが駆逐艦に収容されて治療を受けた者が十数名もいる。根本少佐が臀部を銃剣で突かれ、官邸の二階から庭上に飛び降りた。警察署長が射撃されて瀕死の重傷を負うた。抵抗を禁ぜられた水兵が切歯扼腕してこの惨状に目を被うていなければならなかった、等々。 ●しかるに、だ。外務省の広報には『わが在留婦女にして凌辱を受けたるもの1名も無し』ということであった。南京居留民の憤怒は極点に達した。居留民大会を上海に開き、支那軍の暴状と外務官憲の無責任とを同胞に訴えんとしたが、それすら禁止された。等々、実にこれが幣原外交の総決算だったのである」(「ある軍人の自伝」より) 《渡部昇一 「渡部昇一の新憂国論」他の著書「渡部昇一「マーフィーの成功法則」CDブック」》 【済南事件】 ●1928年当時の済南には、1,810名の日本人居留民がおり、北伐途中の南軍(国民革命軍)による包囲攻撃を受けた彼らは、前年の南京事件の再現を恐れ、本国の田中義一首相に「保護してくれ」と出兵を求めた。 →北軍側軍閥で済南を支配していた張宗昌が撤兵すると、南軍は5月1日、済南に入城する。 →2日、すでに出兵していた日本の済南派遣軍(第六師団)は、蒋介石から治安確保の保障を取り付け、警備体制を解除した。 →しかし3日になると、南軍兵士らが日本人の商店を襲撃し始め、約100人の日本人が虐殺、暴行、陵辱、略奪といった被害を受けた。 《黄文雄 「「日中戦争」は侵略ではなかった改訂版」》 ●済南事件での遺体の損壊状態はひどく、男女の区別もつかないほどだった。 《福田和也 新潮45 2008/6月号》 【通州事件】 ●通州事件では、鼻に針金を入れ逃げられないようにして、列をつくらせて虐殺している。また男子の屍体は殆ど全てが首に縄をつけて引き回した跡があり、血潮は壁に散布していた。 《土屋敬之 「ストップ偏向平和祈念館」》 ●南京大虐殺時、日本兵は無辜の市民を生きながら焼き殺し、女は強姦した上で手足を切断し、子供は宙に放りあげて拳銃で刺した…とある。これらの行為を「あり得る」と思う日本人はまずいない。こんな発想は日本人にはない。 ●ところが中国人に聞くと「あり得る」となる。これら陰惨な手口は、南京事件の直前に中国人によって起こされた通州事件(2百人の居留日本人殺害)とそっくりである。 《高山正之 諸君!2002/10月号》 ●惨毒の所為とは秋山好古の副官が別の戦場で報告しているが、耳と鼻を削ぎ、目をくりぬき、陰茎を切り落とし、口に押し込んで窒息死させる。何人かを連行するときは針金で生身を刺し貫き、繋いでいく。針金使いも支那人の特徴で、それから40年後の通州事件でも使われた。 ●このときは強姦された日本人女性の鼻に針金を通して処刑場に引き立てている。子供にも使っている。手足の指を全て切り落とした児童の顔を針金で貫いて、局部に箒を突き刺されて殺された母親に縛りつけてあった。 ●その十年後、満州で日本人3千人が虐殺された通化事件でも、氷原を連行する際、針金を脛に通してつないで歩かせた。更に半世紀たった今も、吉林省で脱北朝鮮人を連行するときに、手錠代わりに手の甲に針金通す。 《折節の記 正論2012/12月号》 ●「通州事件」は、日中戦争開戦に油を注いだ事件の1つである。子供も含め多くの日本人が残虐な方法で殺されたため、当時日本人の反シナ感情は頂点に達していた。 《竹内睦泰 「日本・中国・韓国の歴史と問題点80」》 |
※関連ページ : 日中戦争「盧溝橋事件後」も参考に |
【日本人の被害】 ★中国本土での被害/性別も不明になるほどの惨殺 ★満州での被害/ソ連兵の残虐さ ★原爆・空襲/日本が降伏する前に投下しなければならなかった |